中古医療機器とは?

中古医療機器とは、文字通り、中古の医療機器のことです。「医療機器」というと、一般の私たちには難しく感じますが、病院のMRIやCTといった高額な機械も「医療機器」ならば、私たちが家で使う体温計なども医療機器に含まれるのです。とはいえ、私たちは、体温計や自宅にもっている血圧計などを中古で買うということは、まずありませんね。中古医療機器という場合、おおむね、それは病院などの医療用機器のことをさします。

中古医療機器は、では、私たちとは関係ないのでしょうか。いいえ。この中古医療機器が普及している背景には、いつもお世話になっている病院、ひいては日本の保健医療の現状が大きく関係しているのです。

中古医療機器について、一般に診療を受ける患者側もよく知ることが大切です。日ごろ、健康にしていればあまり病院の医療機器というほどのものとは関係なく過ごすこともできるのかもしれませんが、人間、生きていれば、いつからだの調子を崩すともしれません。素人から見れば高価なイメージのある医療機器のお世話になるとき、もしかしたら命に関わる病気と真剣に向き合わなければならない状況にあるかもしれません。そして、私たちの命を救ってくれるのが、中古医療機器かもしれないのです。

中古医療機器ときいて、どんなイメージをもつでしょうか?「中古だから心配?」もちろん、中古医療機器を扱う業者や、医療関係者は、そういった問題についても考えています。中古医療機器に関する薬事法が2005年に改正されたことを受けて、中古医療機器の取引には、より高レベルの条件をクリアしなければならなくなりました。そういった、状況についても、少しのぞいてみましょう。

中古医療機器だけでなく、現代では、パソコンなどの家庭で使う精密機器や車なども、リサイクルする方法が一般に普及してきました。この「中古」という概念は、地球環境保護の視点からも、大事な考え方なのです。それだけではありません。本来なら、そのような医療機器を入手できず、適正な医療を施せなかった発展途上国に、新品の医療機器ならば無理でも、中古医療機器を送るというような社会貢献の動きも見られます。